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(2007.06)
決戦のマーケティングシリーズ 2007
「日清食品」 × 「東洋水産」 
宣伝と営業が支えるロングセラー
本稿は、「週刊エコノミスト2007年6月5日号」掲載記事のオリジナル原稿です。
社会経済研究チーム 松田久一、菅野守、吉野太喜



 即席めんの2006年度の国内市場規模は、前年度比0.3%増の約4,400億円、食数では約49億食を誇る。今や国民食のひとつだが、近年は成長が鈍化し、市場は成熟している。
 業界トップは、1958年に味付き袋めん「チキンラーメン」を発売し、即席めんの生みの親となった日清食品だ。「出前一丁」「日清焼そば」などの袋めんと「カップヌードル」「どん兵衛」などのカップめんの合計国内シェアは約40%に達する。07年3月には業界4位の「チャルメラ」「一平ちゃん」の明星食品を完全子会社化し、単純合計のシェアは50%を超えた。
 これを追う「マルちゃん」ブランドの東洋水産のシェアは約20%。「赤いきつね」「緑のたぬき」などを武器にシェアを伸ばしてきた。同社得意の和風味商品が比較的好調なこともあり、93年に「サッポロ一番」のサンヨー食品を抜いて業界2位に浮上。05年度には即席めんの売上1,000億円を突破し、日清を追い上げている。


※本稿は代表の松田監修のもと、社会経済研究チームで議論した結果を執筆したものです。


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