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戦略200+・企業活動分析
株式会社 資生堂(2017年)
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2016年12月期決算の総括
資生堂の2016年12月期の連結決算は、売上高8,503億円(前年同期比1.5%減)、営業利益368億円(同17.0%減)の減収減益となった。2016年度は、"Think Global, Act Local"の考え方に則り、五つのブランドカテゴリーと六つの地域を掛け合わせた「マトリクス型組織体制」をスタートさせた。国内事業は、パーソナルケア領域を中心とする低価格帯で前年を下回ったものの、プレステージ領域の伸長により2.9%増の増収となった。営業利益は、積極的なマーケティング投資を継続した一方で、コスト構造改革効果もあり4.4%増の増益となった。海外事業は、中国においてプレステージ領域が躍進する反面、コスメティクスで苦戦を強いられている。またアジアパシフィックでは、アジア地域本社が本格稼働し、すべての国で売上が拡大。米州では、「Laura Mercier」を取得するとともに、デジタルマーケティングの強化に取り組んだ。欧州では、期初にライセンス契約が終了した「Jean Paul GAULTIER」の売上減の影響を大きく受けた。これに対して、トラベルリテール事業は44.2%増という大幅な増収を果たし、第2の稼ぎ頭に成長している。2014年度に発表した中長期戦略「VISION 2020」では、前半の2015~2017年度を事業基盤の再構築の期間と位置付け、ブランド強化、マーケティング・研究開発投資の拡大、組織・人事制度改革、中国・アジア・トラベルリテール・Eコマースの強化、全社構造改革に取り組んでいる。マーケティング投資を強化しているプレステージ領域において、「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポーボーテ」、「NARS」が国内外で大きく伸長する一方、不採算ブランドからの撤退、海外子会社の整理、中国でのさらなる流通在庫水準の適正化や米州での構造改革などを行い、中長期成長に向けた基盤づくりを進めた。2017年度は、プレステージ領域に投資を選択・集中させるとともに、リスクへの取組み・プロダクティビティの向上に努めていく予定だ。

【最新版 2017.08.03 更新】
資生堂
企業活動分析
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