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 「季刊 消費経済レビュー」第3号を発刊いたします。

 2005年に入り日本経済は、大きな波乱要素に悩まされることなく、ゆったりとした歩みを進めてきました。少し前までささやかれていた景気の腰折れ懸念も、今ではトーンダウンしています。企業部門ならびに外需は頼りない状況が続くものの、雇用動向ならびに所得動向に関しては好材料が続き、家計の消費環境にはフォローの風が吹きはじめています。
 日本経済をめぐる今後の情勢は、強弱双方の材料が交錯しつつも総体としては下ブレ懸念の低い形で安定推移していくと見るのが、現時点での大勢の見方です。いまだ方向感が定まらない消費関連統計の動きが今後どのように推移するのかが、注目されます。企業サイドも消費者サイドもともに、再浮上へ向け次なるビッグ・ウェイブの到来をいち早くつかむべく、今はベタなぎ状態にある経済のちょっとした動きに目を凝らし、次の一歩を踏み出すチャンスを狙っています。

 2005年度の日本経済の底流で生起しつつある変化の予兆を捉えて、一歩先を見据えた戦略的判断と行動の一助となることを企図して、このたび「季刊 消費経済レビュー」第3号を発刊いたします。

 第I部では、第2号が発刊されて以降の経済情勢を整理し、2005年度入り後の日本経済を読む鍵を提示します。第II部では、ハード市場攻略の鍵を握るファクターとして重要性を増してきたコンテンツ市場に着目し、放送コンテンツを中心とした映像コンテンツの視聴スタイルに生じている変化の潮流を明らかにし、映像コンテンツ消費の将来像を占います。第III部では、業界研究として、世界的に高い評価を得てきた日本のキラー・コンテンツ、アニメ作品の作り手たるアニメ制作業界にスポットを当て、業界がこれまで歩んできた輝かしくも過酷な沿革の一端を紹介するとともに、アニメ制作業界がコンテンツ産業として更なる飛躍を遂げるための課題を示します。

 2005年初夏、新たなチャンスをつかもうとしている、実務家のみなさまにお届けいたします。

「季刊 消費経済レビュー」販売開始

「季刊 消費経済レビュー Vol.3 2005年5月号」の書店販売を開始いたしました。全国の政府刊行物サービスセンターでお求めください。

季刊 消費経済レビュー Vol.3 2005年5月号
 I.Macroeconomic Outlook for Japan【要旨】一般公開
 II.Consumer Market Survey: コンテンツ消費の将来像【要旨】一般公開
 III.特集:Cool Japanの表層と深層―日本のアニメ制作業界の分析【要旨】一般公開

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 季刊 消費経済レビュー Vol.3 2005年5月
I.Macroeconomic Outlook for Japan
 【要旨】
1.潮目が変わった日本の景気
 (1)減速モードに入った経済成長率
 (2)予想以上のスピードで進展する在庫調整
 (3)反動減は避けられない設備投資動向
2.消費減速の背景
 (1)基礎的支出主導で展開する消費の減速傾向
 (2)回復の兆しがうかがえる雇用・所得環境
 (3)死角なき消費者マインドの堅調さ
3.2005年度の経済と消費をどう読むか
 (1)楽観方向への揺り戻しが見られるシンクタンク
    各社の想定シナリオ
 (2)今後の景気をめぐる判断の焦点は内需動向へ
 (3)楽観への転換の兆しがみられる消費者の景気
    認識
 (4) 減少基調の下で一部のヒット商品頼みが続く
    消費者の支出意向
 (5) 2005年度 日本経済のシナリオ―個人消費と
    設備投資の鈍化で一時的な小休止モードへ



II.Consumer Market Survey:
コンテンツ消費の将来像
 【要旨】
1.ハード市場の帰趨を握るコンテンツ市場
2.映像コンテンツ消費を揺さぶる"波"
 (1)「今見る」ことが"くびき"となっている
    現在の映像コンテンツ消費
 (2)影が薄くなりつつある映像コンテンツ消費の
    "旧き殿堂"、テレビ放送
 (3)技術革新がもたらした、個人による
    "番組編成権"奪取の潮流
3.映像コンテンツ消費の主役―その群像
 (1)アクティブなコンテンツ消費者とは
 (2)「アクティブなコンテンツ消費者」のプロフィール
4.映像コンテンツ消費の将来像



III.特集:Cool Japanの表層と深層
―日本のアニメ制作業界の分析
 【要旨】
1.プロローグ―無国籍化する"ANIME"
 (1)ジャパニメーション・ムーブメントの担い手たち
 (2)時を越え、海を越え、文化を越えていく
    ジャパニメーションの浸透力
2.アニメ制作業界の俯瞰図
 (1)コンテンツとしてのアニメの存在感
 (2)アニメ制作業界の業界構造
 (3)アニメ制作業界のキー・プレイヤーたち
 (4)戦後アニメ通史:アニメ制作業界の
    キー・プレイヤーを中心に
 (5)アニメ制作業界の発展・進化を支える
    ダイナミズム
3. アニメ制作業からコンテンツ産業への
   脱皮・転換に向けて
 (1)アニメ制作業界の低収益性
 (2)アニメ制作業界の将来像

お知らせ

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当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

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日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

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