伝統的マーケティングに対する新たな挑戦であるバイラル・マーケティングについて3部シリーズでご案内する。第1回目の今回は、バイラル・マーケティングの発展と要点をまとめ、伝統的マーケティングおよびPRアプローチとの違いを整理する。その上で、バイラル・マーケティングキャンペーンの様々なアプローチ方法を解説する。続く2回、3回目では、アメリカと日本でのケーススタディを行う。
バイラル、バズ、ゲリラ、口コミ…など様々な言い方があるが、日本の広告業界は今までになかった広告で沸き上がり、引き続き成長を続けているようだ。この一見奇抜なマーケティングアプローチをバイラル・マーケティングと呼ぶ。何故、この手法が活用されているかを把握し、自社で採用することは、東京や上海など人口過密な大都市にありがちな耳障りな広告をなくす鍵となる可能性をもっている。
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30秒CMの終焉? |
大手テレビ局でさえも従来とは違ったバイラル・マーケティング手法を使っている現在、このような新しいマーケティング手法が何故有効なのかもっと探る時である。テレビ局自身が制作した自社番組の番組宣伝の販促効果が芳しくない上にCMの放送料金が上昇した結果、大手ネットワーク放送局自体が他の選択肢を探さなければならなくなった。そのため、今季はNBCもCBSもバイラル・マーケティング手法を導入し、秋シーズンの番組ラインナップの宣伝を行っている。NBCは新しい実況番組のシリーズを宣伝するのに1ドル札に10万のステッカーを貼るという方法を採った。CBSはドラッグストアの袋に広告を載せることで医療コメディを盛り上げている。
リチャード・メイ:JMR生活総合研究所に所属。テンプル大学ジャパンのマーケティングの非常勤講師
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(2005.09)
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