日本人の平均寿命が男女とも世界一となった。おおよそ男が77歳、女が84歳である。
65才以上が高齢層と定義されているが、77歳や84歳から見れば、65歳はまだこれからというところだ。75歳以上を仮に「超老人」と呼べば、21世紀は超老人の時代でもある。経営の世界では知らない人がいない程著名なドラッカー93歳。不確実性の時代を予言したガルブレイス94歳。60代や70代の「鼻垂れ小僧」が業界や会社を牛耳って、組織が活性化しない老害現象も多いが、超老人になればもはや老害を遥かに超えてしまっている。このふたりの超老人パワーは凄い。
主婦は1週間で生活を考えている。生鮮食品の保存期間が約1週間で食メニューを考えねばならないからだ。サラリーマンや勤め人は1ヶ月サイクルで暮らしている。会社目標の締めと給料のサイクルに依存しているからだ。課長は半年、部長は1年、役員は任期の2〜3年で先を考えている。超老人の視点の凄さは、いま生きるこの瞬間に立脚しながら短期の視点を飛び越えてしまっていることにある。
[2002.08 J-marketing.net]
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