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2009年
週刊ビジネスガイド10月8日号
このコーナーでは、毎週、注目すべき動向をタイムリーに提供していきます。
ただいま、2009年10月2日~10月8日のトピックスをフィーチャー!
今週の注目トピックス
1.流通2強、2009年8月中間決算は大幅減益
2.三菱重工、海外から「MRJ」を初受注
3.2009年度上半期新車販売、プリウスが初の首位

1.流通2強、2009年8月中間決算は大幅減益
 イオンとセブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ)の2009年8月中間連結決算が6日、出そろった。イオンが2期連続の最終赤字で、セブン&アイも大幅な減収減益と、2大グループとも苦戦ぶりが鮮明になった。両社ともコスト削減や事業の構造改革などに取り組むが、新たな成長戦略は見通せない。

 イオンが6日発表した連結売上高は前年同期比3.1%減の2兆5,266億円、1996年度に開示を始めて以来、初めて前年同期を下回った。本業のもうけを示す営業利益は同39.5%減の354億円、子会社のカード会社で140億円を特別損失に計上したこともあり、146億円の純損失(前年同期は160億円の損失)となった。 とくに目立つのは、売上高の5割を占める主力のGMS事業の苦戦で、営業損益は71億円の赤字で、前年同期の12億円の黒字から大きく悪化した。
 同日、都内で開いた決算説明会で、岡田元也社長はイオンの事業構造について、「10年前のモデル。消費や出店環境が変わるなかで放置し、GMSの改革が遅れた」と総括し、「大型店舗から小型店舗に、国内から海外へ投資をシフトし、この10年間の総合スーパーのビジネスから脱却する」と宣言し、今後3年でPBをさらに増やす戦略を繰り返し強調した。
 一方のセブン&アイの苦戦の主因も、同じGMSにある。8月中間決算は、グループの創業企業であるイトーヨーカ堂が上場以来初となる43億円の営業赤字に転落し、閉店を検討する店舗数を30店規模に上積みせざるを得なかった。コンビニエンスストアや、現金自動出入機(ATM)で稼ぐ金融事業で「穴埋め」し、連結営業利益は1181億円を確保したが、前年同期比20.2%減となり、稼ぎ頭のコンビニ事業も営業利益を10.1%減らしている。
 今後は両社とも、新規出店が難しいスーパーの不採算店閉鎖をにらみながら、スーパーよりも2~3割安い製品を扱うディスカウント店への業態転換を加速させるとみられるが、「低価格」で客を維持する苦しい戦いが続きそうだ。
(参考:イオン、セブン&アイ・ホールディングス 2009年10月決算資料などより)
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