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マーケティング用語集
ゲートキーパー
1.ゲートキーパーとは
 「ゲートキーパー(gatekeeper)」とは、直訳すれば「門番」のことですが、経営学では、組織や企業の境界を越えて、その内部と外部を情報面からつなぎ合わせる人のことを指します。組織内の誰とでも何らかの形で接触しており、組織外部との接触も極めて多い人間である、と言うことができます。
 たとえば、製品や技術の開発の際に、組織や企業の境界を超えてコミュニケーションをとり、必要な情報をつなぎ合わせる役割を果たす、専門知識を持った人のことを指します。また金融の分野では、ベンチャー企業などの情報が世間に広く明かされていない優良企業の取り組みについての情報を提供し、投資を促進する役割を担う人のことを指します。

2.ゲートキーパーの役割
 ゲートキーパーの概念は、1970年代にアメリカの経営学者Allenによって提唱されました。組織には特有の文化や考え方、用語などが存在し、それがコミュニケーションを妨げる要因になっていますが、ゲートキーパーは組織の内外と接触する機会がきわめて多く、かつ高度な専門知識を持っているため、関連する情報をわかりやすく伝え、コミュニケーションを円滑にすることができます。たとえば、顧客の要望を把握しながら市場の動きを探り、研究開発部門や販売部門との交渉を進めることが可能です。
 一方、ゲートキーパーは、組織内外にわたって大量の情報に精通しており、組織内外の関係者の情報を操作する権限が備わっていることも多く、自分に都合の良い情報を流したり、意図的に誤った情報を流したりといった、操作の悪用も可能です。このような権限に関連づけて、インターネットのブログや掲示板で、ある企業の社員が自社製品の宣伝や競合他社製品を批判する書き込みを行ったことが、サーバーの名称と関連づけられて問題となりました。
 製品の開発には多くのプロセスが必要であり、コミュニケーションの面からさまざまな部門を結びつけるゲートキーパーの存在が、新規事業を成功させる要因のひとつとなっている場合もあります。近年は、グローバル化にともなって、関連部署や部門が遠隔地で機能しているケースも珍しくありません。製品や技術の開発の際に、多数の情報源に接触し、膨大な情報量を効率的に処理するゲートキーパーの役割が、ますます重要になってくるでしょう。




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