日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
アコーディオン理論




1.アコーディオン理論とは
 アコーディオン理論とは、小売の輪の理論や真空地帯理論などと同様、小売業革新の進展を説明する理論仮説です。総合的な広い商品を品揃えする小売業と、専門的な狭い商品を品揃えする小売業とが交互に出現することによって小売業革新が進展するという考え方で、E.ブランドにより提唱され、S.C.ホランダーにより命名されました。
 例えば、一般店→専門店→百貨店→ブティック→ショッピングセンター→コンセプトショップといった流れで発展してきているというものです。扱い品目を増やして総合化していく過程は、ちょうどアコーディオンが広がる様子に、逆に専門化し、扱い品目を絞る過程はアコーディオンを閉じていく様子に似ていることから、このように命名されています。

2.蛇腹の拡縮による強みづくり
 このように「専門化」と「総合化」が循環すると考えると、例えば、総合化したGMSの次に食品に強みを持つ食品スーパーが台頭したことや、ショッピングセンター、メガマートの次にインターネット上の専門店が伸長するのではないかといった業態進展を捉えたり、予測したりする際の視点を持つことが出来ます。但し、当然ながら、循環理論だけで小売業態の進展を説明することはできない点には注意が必要です。1980年代前半にGMSが成長の壁にぶつかった後、DSや専門店の時代が予想され、大手GMS企業では、専門店集積型路線やDS型路線を模索しましたが、そのどちらも結果的には成功していません。
 また、アコーディオン理論からは、総合化し蛇腹を広げ続ける一方では、経営資源が分散し、強みも徐々に弱まってしまうため、外部環境を鑑みながら事業を再構成し、蛇腹を縮めることにより強みを作り出すことの必要性を読み取ることができます。


参照コンテンツ


関連用語


おすすめ新着記事

消費者調査データ  ヨーグルト(2018年4月版) リピート意向が高い機能訴求ヨーグルト
消費者調査データ ヨーグルト(2018年4月版) リピート意向が高い機能訴求ヨーグルト

インフルエンザに花粉症など、乳酸菌の効果が報じられ一時大きく伸びたヨーグルト市場。沈静化した現在も各社から様々な機能を訴求した商品が登場している。今回の調査でも、明治「LB81」や「R-1」、森永「ビヒダス」といった、整腸作用や免疫機能の活性化などを訴求した商品が上位にランクインした。

消費者調査データ<br>ファーストフードチェーン(2018年3月版)  マクドナルド復活、満足度一位は丸亀製麺!
消費者調査データ
ファーストフードチェーン(2018年3月版)  マクドナルド復活、満足度一位は丸亀製麺!

ファーストフード業界が好調だ。今回の調査では6項目中5項目でマクドナルドが首位を獲得した。ユーザーロイヤリティでは丸亀製麺に首位を譲ったが、"期限切れ鶏肉問題"も取り沙汰された前回調査時(11位)から大きく浮上、復活の兆しを見せている。

MNEXT 眼のつけどころ 10年で変わった日本人の性格-「様子うかがい」型から「着実無欲」型へ
MNEXT 眼のつけどころ 10年で変わった日本人の性格-「様子うかがい」型から「着実無欲」型へ

「データでわかる 辛口性格診断」を10年ぶりにリニューアルした。その過程で分かったのが、日本人の性格がこの10年で変化、同質化が進んでいるということだ。今、日本人の性格は五つの類型でその5割を捉えることができる。ここに、マーケティングへの三つの示唆がある。






マーケティング用語集

データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2018
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2018 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.