日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
先発優位・後発優位




1. 先発優位
 先発優位とは、新しい市場に早期参入することで持つことができる優位性のことです。大きなメリットとしては、以下のポイントから、先発企業は後発企業よりも、その市場において有利なポジションに位置することができます。
  • 新製品を受け入れる消費者は価格を気にしない新しいもの好き、所謂イノベーターと考えられ、企業側からみるとうまみがある
  • 最初であることで、その製品カテゴリーの代名詞となることができ、後発に対して心理的な参入障壁を形成することができる
  • 経験効果により生産面では有利なコスト競争が可能となる。

 しかし、以下のような難しさもあります。
  • 「新しさ」を市場に認知してもらい、価値を伝えるための宣伝広告費が膨大になる
  • 「新しさ」を持ち、後発企業に簡単に真似できない製品を作る技術力と研究開発が必要
  • 高い参入障壁を作らないと、後発に市場を奪い取られる

2.後発優位
 後発優位とは、先発企業に対して後発企業が持つ優位性のことです。先発企業が優位性を持つ難しさを突いた戦略により得られる優位性です。
  • 既に市場が創られているので、宣伝広告は、製品価値を伝えるのではなく、ブランド訴求をするのみで良い
  • 先発企業の失敗事例を観察できるので、技術開発について無駄な投資が抑えられる
  • 独自の改良をすることで別の新しさ、価値を訴えることで先発の市場を奪い取れる
 後発企業は先発企業の行動から、より少ない投資で最大限の効果を生むことができます。インターネット産業をはじめコンピューター産業草創期では、この傾向が多く、先発企業が開発費を回収する前に、後発企業がより良い技術を開発・成功し、先発企業は倒産していきました。
 先発者は確固たるポジションを築くことで参入を許さないようにすることが求められ、後発者は消費者に新しさ、既存にはない価値を創ることが必要と考えられます。


関連用語


おすすめ新着記事

消費者調査データ  ヨーグルト(2018年4月版) リピート意向が高い機能訴求ヨーグルト
消費者調査データ ヨーグルト(2018年4月版) リピート意向が高い機能訴求ヨーグルト

インフルエンザに花粉症など、乳酸菌の効果が報じられ一時大きく伸びたヨーグルト市場。沈静化した現在も各社から様々な機能を訴求した商品が登場している。今回の調査でも、明治「LB81」や「R-1」、森永「ビヒダス」といった、整腸作用や免疫機能の活性化などを訴求した商品が上位にランクインした。

消費者調査データ<br>ファーストフードチェーン(2018年3月版)  マクドナルド復活、満足度一位は丸亀製麺!
消費者調査データ
ファーストフードチェーン(2018年3月版)  マクドナルド復活、満足度一位は丸亀製麺!

ファーストフード業界が好調だ。今回の調査では6項目中5項目でマクドナルドが首位を獲得した。ユーザーロイヤリティでは丸亀製麺に首位を譲ったが、"期限切れ鶏肉問題"も取り沙汰された前回調査時(11位)から大きく浮上、復活の兆しを見せている。

MNEXT 眼のつけどころ 10年で変わった日本人の性格-「様子うかがい」型から「着実無欲」型へ
MNEXT 眼のつけどころ 10年で変わった日本人の性格-「様子うかがい」型から「着実無欲」型へ

「データでわかる 辛口性格診断」を10年ぶりにリニューアルした。その過程で分かったのが、日本人の性格がこの10年で変化、同質化が進んでいるということだ。今、日本人の性格は五つの類型でその5割を捉えることができる。ここに、マーケティングへの三つの示唆がある。






マーケティング用語集

データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2018
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2018 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.