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ポケット版・会社早わかり
シャープ株式会社(2015年)
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シャープの2015年3月期決算の総括と戦略計画

 シャープの2015年3月期の連結決算は、売上高2兆7,862億円(前年度比4.8%減)、営業損失480億円、経常損失965億円、当期純損失2,223億円となり、前年度の黒字から一転、赤字に転落した。デバイスビジネス事業では売上が前年度比102.4%と好調に推移した一方で、プロダクトビジネス事業では前年度比87.8%と低調に推移した。そのプロダクトビジネス事業が悪化した主な要因は、液晶テレビ、中小型液晶等の競争激化による売上低迷、太陽電池の需要低迷等だった。また当期純利益でも、構造改革に伴う特別損失の追加計上があり、大幅な赤字になった。前述の業績悪化は、変化への機敏な対応力の弱さ、成長事業の立ち上げ遅れ、コスト競争力の低下、ガバナンス・経営管理力の不足が原因になった。この弱体化した経営基盤を回復すべく、事業の再構築や固定費削減、経営管理力の強化等の抜本的な改革に臨む、新たな中期経営計画(2015~17年度)を策定したが、さらなる経営悪化により、売上高、営業利益の下方修正が続き、自力での再建が困難となり、最終的には台湾の鴻海精密工業有限公司の傘下に入ることとなった。産業革新機構ではなく鴻海傘下入りを選択したシャープがどのように再生するのか、今後の動向が注目される。

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